皆さま、こんにちは。着物923(くにさん)です。
今日は、月に一度の「和らぎ茶の湯」の日です。
毎回、この日が来ると心がスッと引き締まるような、心地よい緊張感と豊かさを感じます。
さて、今回の床の間の軸は、視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚、すべてを研ぎ澄まして楽しむ「五感満足」を掛けてみました。
と言っても、自作ですが😅
そんな今日のメインのお花は、こちらの芍薬(しゃくやく)です。

「立てば芍薬、座れば牡丹」と言いますが、今日はあえて「座れば芍薬?」のイメージで、低く低くいけてみました。
実は、最初に咲く芍薬は芯がしっかりしていますが、3番目、4番目に咲く花は少し小ぶりで、茎が少しお辞儀をするように優しく傾く特性があります。その愛らしい個性をそのまま活かしたアレンジです。
花台の上にある花入れ(蓋置にも使います)は、昔、魚を獲る網に使われていたという古備前の「網の重り」です。 言葉の響き、花の姿、道具の歴史――など「五感」が満足するような心豊かな空間をイメージしてみました。
この空間に、夕刻から皆さまをお迎えできるのがとても楽しみです。
絶賛、ホームページ作成中!昨日は「番外編」に魂を込めました。
さて、実は今、お店のホームページを新しく作成している真っ最中です! 「お店の想いや、僕のこれまでの歩みをちゃんとお伝えしたいな」と思い、昨日も夜な夜な頑張って原稿を書いていました(笑)。
一歩一歩、1個1個、心を込めて作っているのですが、「よくある質問Q&A」の「番外編・着物923への質問」について思いが形になってきました。
少しフライングになりますが、和の國ブログの愛好家の皆さまに、その内容をご覧いただけたらありがたいです。
Q:なぜ洋服を全て手放してまで、着物生活を始めたのですか?
A:自分自身の「矛盾」をなくし、将来への不安をワクワクへ変えるためでした。
自分自身の「矛盾」をなくし、将来への不安をワクワクへ変えるためでした。
31歳の誕生日。僕はパリの空の下で、「一生、和服しか着ない!」と『きもの宣言』をしました。中途半端な覚悟では続かないと思い、退路を断つために、持っていた洋服をすべて処分しました。実は当時の僕の心の中には、「矛盾」と「葛藤」、そして「将来への不安」がありました。
毎日お客様に着物の素晴らしさをお伝えしながら、自分自身は作務衣や洋服で過ごしている。「着物屋なのに、なぜ自分は普段着物を着ていないのだろう」――そんな想いが、ずっと心に引っかかっていました。着物を、単なる「商売道具」にはしたくなかったのです。
また、偉大な父(2代目)の背中を見ながら、「自分は自分の道を切り拓かなければいけない」とも感じていました。父から受け継いだものを大切にしながらも、“自分にしかできない表現”を模索していた時期だったのだと思います。さらに当時は、世の中全体がどんどん着物離れへ向かっていた時代です。結婚し、子どもも二人生まれ、「守るべき家族」ができたことで、その不安はさらに大きくなっていました。
「この先10年、20年後も、本当にこの店を守っていけるのだろうか?」「家族を、ちゃんと支えていけるのだろうか?」そんな未来への不安が、いつも心のどこかにあったのです。
だから、僕は腹を括りました。自分の中の矛盾をなくし、継承への葛藤を越え、 将来への不安をワクワクへ変えていくには―― まず、自分自身が365日、誰よりも着物で生きるしかない、と。もちろん怖さもありました。でも不思議なもので、洋服をすべて手放し、帯をギュッと締めた瞬間、霧が晴れるように自分の中の軸が静かに定まっていったのを、今でも覚えています。
あれから30年以上。苦しい時も、迷った時も、着物はいつも静かに僕を守り育ててくれました。今では僕にとって、人生のお師匠さんのような存在です。
いかがでしょう?
ちょっと熱く語りすぎてしまいましたでしょうか。。。😅😅
ホームページが完成したら、他のお話もたくさん読めるようになりますので、ぜひ楽しみに待っていてください!今日は、「茶の湯」と「ホームページ作成、頑張ってます!」というご報告でした。
それでは、今日も素敵な一日をお過ごしください。
追伸:
6月の茶の湯は、私用(姪の結婚式)のため、お休みさせていただきます。
次回は、7月19日・日曜日です。
お菓子は、かの「浜土産(はまつど)」を予定しています。
いつもありがとうございます。