みなさま、こんにちは! 着物923(くにさん)こと、茨木國夫です。
今朝は7時50分に、カミさん(ゆり女将)を「ホテル日航熊本」まで車で、着付けの着物一式とともに送り届けてきました。日頃より大変お世話になっているお客様のお嬢様の「結納の儀」がとり行われるということで、朝からお嬢様のお振袖と、お母様の訪問着の着付けに伺わせていただいたからです。
お着物姿のお写真を拝見いたしましたが、香り立つような極上ののり糸目友禅の訪問着を実に上品にお召しくださり、僕たちも「これぞ呉服屋冥利に尽きるなあ」と胸が熱くなりました。
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そんな佳き日を迎えるにあたり、昨夜の出来事です。夕食後、カミさんが「前結び用の帯板」を身につけていたので「何をするの??」と尋ねてみると、「明日のお嬢様の振袖の帯結び、事前に練習しておく」とのこと。
カミさんといえば、お着付け歴30年以上、これまで多くのお客様を着付けてきた大ベテランです。 それでも「今日のお客様は小柄な方だから、どんな帯結びが一番映えるかしら」と、自分の体に袋帯を巻きながら、何度も形を確かめていたのです。
カミさんにとっては当たり前のことかもしれませんが、こうして陰で見えない努力をコツコツと重ねている姿には、僕自身もハッとさせられましたし、心の底から「すごいなあ」と感心しました。 お客様に心から喜んでいただけるのも、この一着一着に対する誠実な準備があってこそなのだと、あらためて「当たり前のことを丁寧に行う大切さ」を教えてもらった気がしました。
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カミさんが着付けに出かけていたため、今朝の店内の室礼(しつらえ)は僕自身が担当。自宅の裏庭からそっと摘んできたのは、可憐な「白いシモツケ(下野)」の花。シモツケといえば本来は初夏(5〜6月頃)の花ですが、今朝の花は二番花、いや三番花でしょうか。まさに季節の名残りを感じさせる愛おしい姿です。 宋胡録(スンコロク)の小壺に生け、朱塗りの茶たくを敷いてテーブルに一輪飾るだけで、お店の空間がふっと和みます。自分で手掛けたぶん、思いもひとしおでした。
それこそ、今日の10時からは月一回の「着付けおさらいコース」があり、準備を整えていたら、このお花をご覧になったかおる先生が、「この前くにさんがおっしゃっていた『小さな秋を探す』って本当に素敵ですね。私も日常の中で見つけるようにしているんです。」
と笑顔で話してくださいました。 名残りの一輪の花を通して、そんな温かい対話が生まれたことが何より嬉しく、心がほっと温まる時間となりました。
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そして、今しがた、知人の紹介で七五三のお客様のご来店です。
とても賑々しい時間となりました😀
小さな秋も、小さな幸せも、目の前にあるのかもしれません。
ひとつ一つ、大事にしていきたいものです。
いつもありがとうございます。
今日も感謝を込めて。
皆さま、ごきげんよう!
