和の國ブログをご覧の皆さま、おはようございます。
「熊本ゆかりの染織作家展」実行委員の安達絵里子です。
おかげさまで第5回展も無事盛況のうちにお開きになりましたことをご報告いたしますとともに、心よりの御礼を申し上げます。
詳しくは麻由子さんがブログでお伝えくださいましたように、連日作家の方がお見えになり、興味深い話をお聞きすることができました。
そのギャラリートークに、昨年のゆかり展でお求めくださった帯を締めてこられ、作家の方が感激するというシーンもありました。
また、おかげさまで「熊本ゆかりの染織作家展オリジナル帯あげ」も完売となりました!!!
これも回数を重ねてきたからこその喜びです。
ご来場してお支えくださるお客さまと、いつも魅力的な作品をご出品くださる作家の皆さま、そして快く場所を提供し主催してくださる和の國の多大なお力によるものと心から感謝いたしております。
今回は初の試みとして、美術館や博物館ふうに作品説明の紙を添えて展示しました。
國さんの新著『失敗しない着物選び』にも書かれてありますとおり耳栓をして作品を集中してご覧になりたい方がいらっしゃったら、なまじ横で説明するより、説明文を読みながら鑑賞していただいたほうがうれしいのではないかと考えたからです。
お話をなさりたそうな方だとお見受けしたときには話しかけてご説明し、静かにご覧になりたそうな方には簡単なご案内だけにいたしましたが、なにぶんにも私なぞは気がききませんので、うまく空気を読めていませんでしたなら、お詫び申し上げたいと思います。
回を重ねて5回目を迎えた今回……。
「作家さんの作品を購入することで実質的な支援する」という目的のひとつは、まことに残念ながら充分に達せられたとはいえない結果でした。
せっかくご出品くださった作家の皆さまに申し訳ない――そんな思いにかられて落ち込みそうになっていたところ、作家の方から次のようなお言葉をいただきました。
「楽しんで見ていただけるなら、ありがたいです。
そうしたことが先につながると思います。
私たちもお正月から和の國さんのような立派なところで作品を展示していただけることに喜びを感じています。」
このお言葉に支えられて、また回数を重ねてゆきたいと強く心に念じました。
次回の開催日は未定ではありますが、この「熊本ゆかり便り」は2ヶ月に1回のペースで続け、今回の出品作や作品の着こなしなどご紹介していきたいと思います。
今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。
「熊本ゆかりの染織作家展」実行委員 安達絵里子