茶色のシルクウール。その上に漆黒の紗羽織、足袋はトンボ柄の足袋、履物は右近下駄。羽織さえ脱げば竜馬スタイル、足袋を白に衿を無地に変えると、お茶席でもOKだ。NPO代表ということで、そのような内容のお話をさせてもらった。お昼は、水道町のトラットリアロッソでランチ。美味しいイタリア料理。一刻も口が休むことは無かった。(笑) お昼1時半過ぎにお店に入ると、夜7時過ぎまでずっとお客様。盆とお正月が一緒に来たような感じだ。午前中からの流れでお顔出される方、極上の結城紬を早速お求め頂く方、女性用のトンビコートのご縁を頂く方、お隣で夕刻よりパーティの為お茶のみにお越しいただく方、男の着物を着て嬉しそうに街を闊歩される方、12月の「熊本ゆかりの染織作家展」の打ち合わせにお出かけいただく方、玉那覇有公氏の型絵染帯をお求め頂く方、一度店に来たかったと勇気を出してご来店なさる方、久しぶりにお越しいただいてお求め頂く方、開封後、神のお導きのようにSOMEORI・吉田美保子氏の作品をご覧頂く方、バレーが優勝して飲み会前にお顔だしされる方…、それぞれの和の國の楽しみ方があることが限りなく嬉しく、言葉にならないほど有難い。 今夜は自宅に向け車を走らせる。丁度スタッフも同方向なので、車中で今日の反省会となる。面白い提案を頂いた。「代表の、着物の失敗談を聞きたい!そういったテーマで講演を。面白そう。」大笑いしたが、村山大島紬、牛首紬、伊兵衛織、結城紬、染の着物…早、頭がぐるぐると回りだした。