今月もあと二日。やり残したことがたくさんある。今日も元気いっぱい昨日同様、ウールの着物に袖を通し日常業務に励んだ。そんな中、情報通の知人からのメールが送られてきた。開封してみると、下記のような内容だ。
日本の伝統文化、「きもの産業」の衰退を憂慮-英紙 【社会ニュース】 2010/10/28(木)10:56都市化が進む日本では、地域産業の継承者が減少する傾向が長年にわたって続いている。英テレグラフ紙は28日、「日本の和装産業が危機にさらされている」と報じている。日本では近代化以前は、国民のほぼ全員が和服を着ていたが、現在では特に若者の着物離れが進んでいる。過去30年間で和服の売上は90%減少していると、日本における和服離れの現況を説明。伝統的な蚕(かいこ)のまゆから絹糸を製糸し、和服の生地に織りたてていく課程ではそれぞれの工程を極めた職人たちが携わる。しかし、この技能を持った職人の数が減少しているとともに、後継者不足にも悩まされているという。また最近の消費者は、和服を着る場合でも、機械で大量生産された、安価な生地のものを選ぶ人が多いという。そのため、伝統的な手工芸による和装産業が危機に陥っていると報じている。日本のきもの業界は、この状況を改善するために、さまざまな活性化を図っていると伝えている。「東京きものウィーク」や「きものの女王東京大会」などのイベント開催をはじめとして、海外デザイナーとの提携による、着物の生地を使ったバッグ製作などの事例が紹介されている。同紙の記者は、和服について、「日本文化を象徴する不朽のもの」と形容している。伝統工芸職人の後継者不足は、英国でも問題視されることがある。国際化や合理化の波が押し寄せる中、それぞれの国が持っている伝統工芸が存続するのは容易ではないことがうかがえるが、その中で次世代につなげるために、たくましく道を開いていく関係者の姿が伝えられている。(編集担当:山下千名美・山口幸治) この文章をバッチをつけている先生方が読まれたら、何を感じられるだろうか?文化と歴史を重んじる英国だからこそ、日本の着物の素晴らしさを理解してもらっている。私が代議士なら、一番に日本の文化を大切にする。日本国として日本文化の根底である「着物」を保護し、着物を求める方に、「買い支え支援金」の名目で、50万以上お求めの方に、2割の補助を出すようにする。なぜならば、きものが普及すれば、文化も発展し、芸事もさかんになり、心もふれあい、そこに自ずと産業も復興し、街に活気が戻ってくるからだ。日本も必ず良くなってくる。究極だが「月に一度着物を着れば、日本は良くなる。」その理由は、後日述べることにする。 しかし、そのような事を言っても、暖簾に腕押しだ。文化を分かる先生方が稀有だ。自分でやってないから、その本当の良さが分からない。昔はお殿様が能を舞い、茶を楽しんだ。そこに「余」の世界があり、文化が確立されていった。その時代の文化が、今なお連綿と続いている。 言うは易し行うは難し。だから、今の自分にできることを一歩ずつ。毎日着物を着続けたから、日本が大好きになった。日の丸を背負い、このきもの道を全力で突き抜ける。