昨晩より知人が泊っていたので、未明より作務衣を着て大分県境の「大滝」に名水汲みに出かけた。知人は、山の頂上より湧きいずる水しぶきを見上げ、何度も不思議そうな顔をしていた。この水が、和の國でお茶を出す他ために使う水だ。知人が「くにさんの店のお水が美味しいと思ったら、こんな所から汲んで来ていたのですね~。美味しいのも納得です。」との言葉が、全てを物語ってるような気がする。その後、菊池温泉・薬師湯に行っていたら、店に入るのがギリギリになってしまった。急ぎ、ハンガーにかけていたグレー千筋のウールを着て、店に入る。木綿と違いシワになりにくい事を良いことに、今日もまた同じ、今日で何日目だろう。本当にウールが着やすい気候だ。でもチト反省。 有り難いことに、お客様のご来店も多い。夜は、「NPO法人きもの普及協会」の他人への着せ付けの勉強会。テーマは、「お振袖」。会員限定だが、10名近くの参加者。熱気ムンムンだったそうだ。当協会は、月に一度着物を着ること。そしてその次の段階として「人への着せ付け」をテーマとしている。母から娘へ教えるような…「流派を超えた着付けのグループ」が、まさに今誕生しようする勢いだ。