午前中は、菊池・わくわく温泉に小格子の浴衣で行き、半身浴をしながら読書を楽しんだ。裏庭の植木の手入れやの為作務衣に着替え、むぐけ・さるすべりなどにはさみを入れお昼から店に入る。今日の着物は、洗いたての小千谷ちぢみ(煤竹色・子持縞)。帯は金茶色の羅の夏帯に紗の袖なし羽織だ。 ルネラリックの明かりの元、明日から断食に入るため、デパ地下より「美濃吉」のお惣菜を買って、和の國にて3人でミニ晩餐会を開いた。ふと、「肝臓を手で押さえながらお酒を飲むと、悪酔いしない」という言い伝えを、思い出した。何気なくお猪口を台に置き、右手を折り曲げ袖口から手を入れてると、直ぐ肝臓に手が届いた。綿のVネックシャツの上からだが、私の皮下脂肪とも相まって優しい手触り。お酒の酔いともまた一味違った、何かに包まれているような感覚だ。人知れず健康を意識しながら、会話も弾んでいた。