今日も、小千谷ちぢみに羅の角帯で店頭に立った。午前中、NPO法人きもの普及協会のメンバーに、「きもの着装に関するアンケート」を数部ご持参頂く。会話が弾む中、中学生になる娘さんを持つお母様は、「きものが好きで、下校してくると、綿のきものに着替えて楽しそうにしている」とのお話を頂いた。 きもので弾む…、母と娘の会話。母の愛情にも似た…無償の愛を施すような木綿の風合い。「糸」と「半」という字が重なった…「絆」。虫の音がかすかに聞こえる中、白地の菊五郎格子の浴衣に着替え、遅めの夕食をとった。