和の國ブログをご覧の皆さま、こんにちは。着付けアドバイザー・緒方麻由子です。
本日まで、鶴屋さんの東館7階鶴屋ホールにて「第53回西部伝統工芸展」が開催されていました。國さんからおすすめいただき、12時の「久留米絣の重要無形文化財保持者・松枝哲哉さん」による作品解説に合わせて出かけてまいりました。
(このブログを書きながら、改めて松枝哲哉さんのことを検索し、なんとご著名な方であるかを知って、今更ながら冷や汗ものでございます(^^;))
平良敏子さんの芭蕉布の帯や、小川規三郎さんの博多織男帯も展示されていました。(お写真2枚目の左/男帯・小川さん、中央/芭蕉布帯・平良敏子さん、右/久留米絣・松枝哲哉さん)
小川さん作の博多織の男帯は、少し前にお客様にご覧頂く機会がありその時に初めて拝見したのですが、とても繊細で、美しかったのを覚えています。
約50分、様々な方の作品の解説をお聞きいたしました。和の國でお勤めをして6年目、専門用語や作家さんのお名前など、少しずつ耳にしたことのある言葉が増えてきたこの頃です。解説されるお話も、以前より理解できるようになってまいりました。
松枝さんは、「藍染めの染料は世界でも色々見られるが、日本のタデ科のタデアイが一番きれいに染まると思う。そのタデアイと、良い糸を使うことで、とても美しい作品が出来ます。これからも、そのような美しい作品作りを追求していきたい。」とおっしゃっていました。
こうして間近に作品を見せていただいたり、貴重なお話を伺ったりすると、よりお着物に対する気持ちが深まって、これからも携わっていきたいな、という気持ちにさせていただきました。
本日も、お付き合いいただき、ありがとうございました。
明日は、和の國は定休日でございます。また水曜日より、皆様のご来店を心よりお待ちしております。明日も、どうぞ素敵な一日をお過ごしくださいませ。