こんばんは。和の國の茨木ゆりです。
今日の熊本市は曇り模様でしたが、皆さまの地域はいかがでしょうか…。
雨の降り続いている地域もあるようで、被害のないことを祈るばかりです。
さて今日は、「着物姿の『補正』」についてお話させていただきます。
この写真は、前胸全体に厚みをつける補正下着で、フォーマルな着物を着るときに便利です。
直線裁ちの平面のお着物を凹凸のある身体に着ると、どうしても着物にシワが出来たり、長時間着ていると着崩れにつながることがあります。普段着として気軽に着ている場合は補正は必要ないかもしれませんが、結婚式やおでかけ着としてご着用の場合は、より美しいお着物姿になる為に補正が必要な場合があります。
そこで、体系別に補正の仕方をお伝えさせていただきます。
・ウエストとヒップの差が大きい場合、ウエスト部分に補正をすると、お尻が目立たなくなります。
・胸が大きい方は胸の下に補正をすると、帯と胸のラインがなだらかになり、美しくなります。
・やせた方は、全体的にふくよかに補正をすると、より美しい着姿になります。
上のお写真は、バストの上から鎖骨部分に厚みをつける補正ブラジャーです。
この補正ブラジャーをすると、衿元がふくらみ詰まってくることもなく、優雅な着物姿となります。
一般的にはタオルで補正をしますが、自分に合った便利な補正下着は、それこそいろいろな種類のものがあります。十人十色と申しますが、補正下着もお客様のスタイルによって、ベストなものをお選びいただけます。ご自分の体型にあった補正があると、着付けの時にとても楽で、着付け時間も早くなり、美しい着物姿が出来上がります。
また、暑いこの季節になると、お襦袢・お着物が薄い素材になります。
冬のままの補正だと、意外に体のライン・下着のラインが出やすくなります。
暑いがゆえ補正も省きたい気分かと思いますが、汗対策もかねて補正を増やす方が理想なのです。
補正の仕方に限らず、着付けやコーディネートなどなど、何か不安ごと・お悩みごとなどございましたら、何なりと教えてください。私たちとご一緒に解決していけだけたら嬉しいです。
本日も和の國ブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。
明日も、ご充実の一日になりますように・・・。