和の國ブログをご覧の皆さま、こんにちは。
「熊本ゆかりの染織作家展」実行委員の安達絵里子です。
きものカレンダーでは、いよいよ袷の時季になりました。
熊本ではまだ暑く感じる日もあり、なかなか袷の実感がありませんが、それでも日の入りの早さなどから確実に季節は変わっていることを知るこの頃です。
さて、本日は「熊本ゆかりの染織作家展覧」でおなじみの、吉田美保子さんの個展をご案内しましょう。
「吉田美保子展 ～ 清正公の陣羽織」
とき ：11月21日（月）～23日（祝・水） ＊11月20日（日）お披露目会（予約制）
じかん：11時～19時
ところ：きものサロン 和の國
イベント：期間中（21日～23日）は連日14時から吉田美保子さん自身によるギャラリートークを開催いたします。（無料・予約不要）
「熊本ゆかりの染織作家展」にて、いつもチャレンジングな作品を発表し続けている吉田さん。
熊本では初めての個展となります。
写真は、今回の出品作を織っているところを撮影したものです。
なんと、この作品のデザインソースは、熊本で「清正公（せいしょこ）さん」と敬愛されてやまない戦国武将の加藤清正だそうです！
故郷・熊本に思いを寄せる吉田さんは、今回の個展開催にあたり、「熊本の元気」を染織で表現したいという思いで、清正公をテーマに作品制作をされています。
さて、この作品のどんなところが「清正公さん」なのか？
それは個展会場にて明らかにされることでありましょう！！！
現在、吉田美保子さんは清正公さんに向き合い、鋭意製作中です。
乞うご期待！
どんな作品が並ぶのか。私もとーっても楽しみにしています。
皆さまも、どうぞご予定くださいませ。
こちらの「猩々緋のショール」も、清正公さんをテーマにした新作です。
寒さに向かう季節、ほっこりあたたかそうなショールで、クリスマスプレセントにもよさそうです。
きものファンだけでなく、美しいものを好むお友達も、ぜひお誘いくださいませ。
そもそも、今回の「吉田美保子展」開催のきっかけは、東京にお住まいで、吉田さんファンであるＨさまのお声でした。
４月の熊本地震に心を痛めたＨさまは、吉田さんにメールを送信されました。
「私に何かできることはないでしょうか」
それを受けて吉田さんは答えました。
「落ち着いたらぜひ熊本へ観光にいらしてください。それが何よりの支援になると思います」
「わかりました。それなら、ぜひ行こうと思います。ところで美保子さんは熊本で個展を開催する予定はありませんか？ もし予定があれば、それに合わせて計画します」
熊本を思い、行動を起こしてくださろうとするＨさまのことをお聞きし、感動した私は國さんに報告しました。
國さんも「それなら、美保子さんの個展を開催しましょう。せっかく東京からお越しくださるなら、旅行にふさわしい秋がいいでしょう」
トントン拍子に話は進み、Ｈさまのお声がけで10名ほどのきものファンが関東や関西各地から来熊されることになり、個展開催が決まったのでした。
個展期間中、吉田美保子さんはずっと会場にいらっしゃる予定です。
20日は予約制のお披露目会を企画しており、吉田さんに解説していただきながらじっくり品定めできる機会を設けております。
ご予約は和の國までぜひどうぞ！
また、21日～23日は連日14時から吉田さんにギャラリートークをしていただくことになっています。
直接吉田さんとお話できるチャンスです。
「いつか吉田さんにＯＮＬＹＯＮＬＹ（完全誂え制作）をお願いしたい」とお考えの方は、ぜひ今回の個展をお見逃しなく！！！
「吉田美保子展 ～ 清正公の陣羽織」につきましては、来月の「熊本ゆかり便り」でも詳細をお伝えいたします。
今月もご覧くださり、ありがとうございました。
熊本ゆかりの染織作家展実行委員 安達絵里子
