和の國ブログをご覧の皆さま、こんにちは。
「熊本ゆかりの染織作家展」実行委員の安達絵里子です。
蝉の声も意気軒高な猛暑の日々、いかがお過ごしでしょうか。

ここ最近は奇数月にレポートしておりました「熊本ゆかり便り」ですが、第6回「熊本ゆかりの染織作家展」開催まであと1か月近くとなりましたので、このたび特別にお便りさせていただきます。

ジャ、ジャーン!
来る「熊本ゆかりの染織作家展」のご案内ハガキができましたので、お知らせいたします。

■復興支援企画■
熊本ゆかりの染織作家展

■とき  9月9日(金)~12日(月)
■ところ きものサロン 和の國
■出品作家 岡村美和、黒木千穂子、島崎澄子、
      堀 絹子、溝口あけみ、吉田美保子(50音順)

また、ギャラリートークとして、期間中毎日11時からと、13時半から、「着る側から見た作品解説」をさせていただきます。
これまでは作家の方に自らの作品解説をしていただきましたが、今回は趣向を変えて、きもの編集者暦25年の安達絵里子がお話させていただくことになりました。

「こんなんじゃあ、人は呼べないなあ」とは思うのですが、「熊本ゆかりの染織作家展」を企画し、毎年少しずつ作家の皆さまの作品を買いため、着続けてきた立場からお話させていただきたいと考えています。
いつもの「熊本ゆかり便り」では長くなってはいけないと省略してしまって書けなかった「あんなこと」や「こんなこと」も、お話しようと思っております。

ハガキの末文には「ぜひ、熊本ゆかりの染織作家を応援してください」とありますが、それに加えて「ぜひ、『崖から飛び降りるつもりで』ギャラリートークをさせていただく安達を応援してください」と申し添えます。あはは。
どうぞよろしくお願いいたします!

作家さんたちの作品を拝見しながら、私たちのきもののおしゃれについて考える、楽しいひとときになればと願っています。

今回は9月中旬にさしかかる、きものカレンダーとしては難しい時期での開催です。
一般的には、9月になれば「ひとえ」の季節で、麻や絽などの透ける素材の夏物は終わりとみなされている時期です。
しかし、熊本ではまだまだ残暑厳しい時期。
おしゃれを楽しむ場ですから、どうぞ心地よいと思われるおきものでお越しくださいませ。
もちろんお洋服姿も歓迎です。
展示されたきものや帯を脳内コーディネイトして、きものの世界を楽しみましょう!

なお、今回は「福幸支援企画」として開催し、収益金の一部は熊本城復興のために寄付する予定です。
熊本ゆかりの染織作家さんだけでなく、私たちの熊本城復興にも寄与することができる、夢いっぱいの展覧です。
どうぞご予定に入れてくださいませ。

今回もご覧くださり、どうもありがとうございました。
また来月お便りいたします。

熊本ゆかりの染織作家展実行委員 安達絵里子