和の國ブログをご覧の皆さま、こんにちは。着付けアドバイザー・緒方麻由子です。
昨日の夕方、熊本日日新聞から西島宏美さんが國さんの取材にお越しくださいました。
以前、「私の就活」という記事でご縁をいただき、今回は國さんの「着物生活25周年」ということに焦点をあてて、取材をしてくださいました。
私も取材の席に同席させていただいたのですが、國さんのお話は、何度伺ってもそのたびに新たな発見があります。昨日もまた新鮮な気持ちでインタビューを聞いていました。
國さんが『きもの宣言』された当時のこと、いまでこそ、男性着物について多数書籍化されていたり、メディアで取り上げられたりしていますが、当時は、お手本や教科書となるもの・先生がほぼいない状態だったことを改めてお聞きしました。
だからこその苦労もたくさんあって、それでも毎日着物を着続けて、いまの自然体な笑顔の國さんがあるのだろうな、と心から思います。
また、國さんは、「10年、15年、20年とそんなに価値観は変わらなかった。でも、今回25周年を迎え深く思いめぐらしていくうちに、『着物から豊かな和の心』を育んでいくということが、今の世の中とても大事なことで、心の底からやりがいを感じている。」とおっしゃっていました。それまでの考えがガラッと変わる・深まる、ということは、20年周年からの5年は、きっと密度の高い5年間だったのかなと思いました。
「着物を着ると、人はどう変わるのか・・・。」私としては、その答えをすぐ欲しくなってしまいますが、25年という月日はそんな生易しいものではないはず、と今回改めて思いました。続けて、続けて、続けた先に、何が見えてくるのか・・・それは続けることができた人にしか分からない世界ですよね。私も、ずっとお着物を着続けたら…お着物と一体化できるようになるのでしょうか。。
そう思うと、やはり着続けることって大事です!
きれいに着れないな・・・と悩むこともあるけれど、それはきっと、もっともっと着物との距離を近づける余地があるということだと思いました。どこもかしこも、伸びしろだらけの私です(笑)
取材記事は来月に入ってからのようで、私たちもその記事を楽しみにしています。
さて、本日まで【茨木國夫きもの宣言 25周年記念展】を開催させていただきました。
「このように蒸し暑い中でも、、たくさんのお客様に足をお運び頂き本当にありがたい。」と國さんも女将さんも口を揃えておっしゃっていました。
明日の定休日をはさんで、また29日水曜日から和の國の新たな一週間がスタートいたします。これからも、かわらぬお付き合いのほど、どうぞよろしくお願いいたします。
本日も、お付き合いいただき、ありがとうございました。