和の國ファミリーの皆さま、こんにちは。着物923こと茨木國夫でございます!
梅雨は災害などのデメリットも大きいのですが、大自然にとっては潤いをもたらす大事な時期でもありますよね。水不足の解消や、美味しいお米の成長を助けたり、ヒーリング効果の雨音だったりとそのメリットも沢山あります。

セミの鳴き声とともに、「梅雨明け宣言」が聞こえてきそうですが、お変わりございませんでしょうか。。。先祖供養などで安らかな時間をお過ごしの方もいらっしゃることと存じます。
さて、密かに「着物エッセイ」から「和ごころエッセイ」へと名称を変え、本日2作目の投稿となります。

ぜひ、お付き合いください☺️


 
✎︎___________________

【尊い言葉が降りてきた】
今から約400年前、加藤清正公が残した言葉に「後の世のために」がある。
清正公さんは、民を思い、郷土を愛し、大規模な治水工事を行なった。
熊本の豊富な地下水はその賜物。「蛇口をひねれば、ミネラルウォーター」と言われるほどだ。

熊本には温泉施設も多い。水量・水質の良さと阿蘇の活火山のおかげだ。
僕は着物や浴衣で温泉に行くので、チラ見されることが多い。
しかし着物を脱ぎ、ふんどしを外すと皆と一緒、裸仲間となる。

浴場では洗面器とイスが常備されていて、そこで身体や頭を洗うのが文化だ。
しかしながら、男性浴場では元のように洗面器やイスを戻し、洗い場を立つ人は少ない。
若い人もだが、仏頂面しているおじさんもその類である。

一方で、カミさん曰く、「女性のほとんどは元に戻している」そうだ。
うらやましいと思いつつも、僕自身、以前から風呂桶やイスを元に戻すようにしていた訳ではない。

洗い場に人がいないと、さりげなく両隣りを揃えたりするが、内心は「ちゃんと揃えろ!」ぐらいの気持ちだった。
人が多かったりすると、立ったまま片足で座イスを戻したりと、横着なこともやっていた。

ところが、先日、馴染みの銭湯で「次の人のために」という言葉が降りてきた。
清正公さんの「後の世のために」という言葉が源である。
「次の人のために」と思って洗面器やイスを揃えると、プラスの心持ちだ。

一瞬で見た目にもきれいなり、心地良い! 邪心が減り、心も洗われていく。
このような陰徳を積む考えならば、続きそうだ。
小さな行動ではあるが、そんな僕の変容がおもしろい。

着物エッセイ 茨木國夫 着物923 和ごころ 熊本市中央区 着物専門店 きものサロン和の國

____________________

 
【参加者募集中❣️】
━━◆━━━━━━━━
『月いち着物の会』
と き:7/23(日) 午後6時〜(約1時間) 
ところ:きものサロン和の國 
会費:1,000円(着物姿の方は500円OFF)
━━━━━━━◆━━━

 
ご参加希望の方は、ぜひお早めにご連絡ください。
開始前に、和の國での着付け・お着替えも可能です。
お時間は、基本的に1時間となっていますが、その後和の國でゆっくりとご歓談ください。

夏の夜のひとときを、ご一緒に過ごしましょう😀