和の國ファミリーのみなさま、こんにちは。923こと茨木國夫です。
先日、新市街の電気館で「大英博物館プレゼンツ・北斎」を見てきました!
僕は、「北斎は版画の人で、応挙などの一筆書きとは精神性が違う」などと勝手に思い込んでいました。ゆえに、数年前、東京で開かれた「北斎展」には、見向きもしませんでした。
しかし、僕の器が小さいだけでした。。。(汗

・「北斎は、絵が本当に好きで円山応挙の影響を凄く受けていたんだ!」
・「不撓不屈の精神の根底には、絵が好きだから。。。でも、それだけで??」
・「う~ん。、。北斎のような素晴らしい生涯が、僕も送れるだろうか?」


・・・などと、自問自答しながら、いや本当は衝撃が走りながら名画を見せて頂きました。
本日5/26(土)~6/1(日)の上映時間は、10:50~12:30です。
ご覧いただいた方も多くいらっしゃることでしょう。

ご覧いただいた方は、和の國で「北斎談義」を!
もしまだの方は、北斎ワールドに触れて豊かな時間を過ごしてみませんか。。。
私たちの祖先に、このような素晴らしい方がいらっしゃって誇りに思います!




歩きやすい下駄 晴雨兼用 普段着の装い 熊本市中央区 着物専門店 わのくに

歩きやすい下駄 裏ゴム 晴雨兼用 普段着の装い 熊本市中央区 着物専門店 わのくに



さて、今日は「トントン下駄」の話です。
上記の画像をご覧下さい。
熊本市にお住まいの着物愛好家のお客様より、普段履きの下駄の注文がありました。
「花尾は白地が良い」ということでしたので、白の地紋入りの花緒を選んで頂きました。

京都で黒下駄にすげてもらい、昨日、和の國に届きました。
本来であれば、すぐにお客様に納品となります。
しかし、私たちには「日本でいちばん着物を着ている専門家」としての誇りがあります。

「そぜないように(熊本弁)」、ここからひと手間加えます。
着物も毎日着るから着心地の良し悪しが分かるように、
草履や下駄も履くから、消耗度も分かります。

写真左が、京都から出来上がってきた下駄底ですが、かかと部分にボンドを塗ります。
そして、長年愛用している骨董品のような「かなづち」でトントン叩いて、半月ゴムを打ち付けます。
「カカトのすり減り防止」が目的ですが、より外れにくいように、ボンドをつけるひと手間も惜しみません。
ちなみに、黒下駄には黒色の半月ゴムを、白木の下駄には肌色の半月ゴムを付けています。


今日まで当たり前のようにやってきたことですが、先日お客様との会話の中で「そのようなことまで…されているのですね!」と言われた言葉を思い出しました。
草履や下駄のカカトのゴムがすり減ってる方、いらっしゃいませんか?
モノも生き物。愛情もって使うと、愛を持って答えてくれるような気がしています。

いつも和の國ブログをご覧頂き、誠にありがとうございます。
明日は運動会という声を耳にします。
お天気に恵まれ何よりのことと存じます。 

和の國もたくさんのお客様に恵まれますように・・・。   拝