和の國ファミリーのみなさま、こんばんは。923こと茨木國夫です。
19日・火曜日は24節季の一つ「雨水」、和の國仕事始めの20日・水曜日は「満月」でした。
そのような中、街中にある一流ホテルのお客様係の方から一本の電話がありました。
「お客様の着物のメンテナンスのことで、相談に乗っていただけませんか?」という内容です。
2回ほどお客様係りの方とやり取りをしましたが、詳しいことは分からぬまま。。。
「直接お客様とやり取りをしてください。」…ということでお電話番号をお聞きしました。
ゆり女将が担当となり、21日・木曜日午後3時頃ホテルにお伺いさせていただきました。
現在は東京にお住まいのお客様で、8枚のお着物をお預かりしました。
メンテナンスが中心で、3月9日(サンキューの日)まで仕上げることになりました。
そもそも、「なぜ和の國にご連絡いただいたのか?」という疑問がありました。
お客様との会話から、その疑問は氷が解けて春がやってくるようにスーッと解けました。
そのホテルさんからのご紹介というか、オススメの呉服店が和の國だったようです。
大正5年に祖父母が開業して、今年で103年目になります。
菊池から販路を求めて当熊本電気ビル(グランガーデン熊本ガーデン)に出店し15年…。
お墨付きを頂いたまではいかないでしょうが、
「熊本いちばんの呉服店」と認められた様な感じがして、胸が熱くなりました。
ご用命いただきましたお客様はもちろんのこと、ホテルさんからのオススメのお店として、その信頼にしっかり答える仕事をすることも大事なことです。先日85歳の誕生日を迎えた2代目茨木國廣会長も、僕が25年前「きもの宣言」の際のダルマに、こう記してくれていました。
「人間にとって大事なことは『信頼されること』と『それに応えること』その二つです。」
まだまだ至らぬことばかりですが、「信頼に応える」ということは、和の國ののれんにかけても、生涯かけて育み守り通さなければなりません。人として大きな大きな根幹をなすもののようです。
僕も、親父のように子どもに言えるように精進しなければと心新たにしました。
本当に有難いご縁を頂いたのと、身が引き締まる思いでいっぱいです。
いつもありがとうございます。
追伸:
そのお客様は、昨日東京にお帰りの前に和の國にお立ち寄り頂きました。
訪問着に合わせる帯などのご縁もギュっと結んでいただきました。
目をパチクリさせるような有難い出来事でした。 拝