和の國ブログをご覧の皆さま、こんにちは。着付けコーチ・緒方麻由子です。
今日は朝から、とても素敵な光景を拝見することができました。
先月末の「着付け2日コース」のことも絡めながら、お話させていただきます。

今回のお話の主役は、『さおり様』です。
11月末に、和の國の「着付け2日コース」にお申し込みくださり、ご自宅復習も含め一生懸命に頑張ってくださいました。ご着用目的は、「七五三」。それはまさに、今日のことでした。

息子さんの袴の着付けを承っており、さおり様からは、
「私は自分で着てみますので、その時に私の着付けもチェックお願いします。」
と、お伺いしておりました。


 熊本市中央区 楽しく美しい着物スタイル わのくに


楽しみにご来店をお待ちしておりましたら、なんとまぁビックリ!
さおり様ご本人様のみならず、ご主人様の紋付袴に、10歳のお姉ちゃんの四つ身まで、さおり様が着付けをされたとのこと。驚きと感嘆が、一瞬で和の國を包みました!!

全く着付けのご経験がないさおりさまでしたが、七五三にご自分での着付けに挑戦しようと思われたそうで、2日コースのお申込をされました。実際講座を学ばれ、「着れそう!」となられ、せっかくならば、ご家族の着付けも頑張って、皆でお着物を着よう。。。と、袴の着付けなどは動画を見ながら一生懸命トライされたそうです。國さんが、「ご主人様の袴の紐も、きっちり結んであった!」と、さらにびっくりされていました。

そして國さんはプラスαのアドバイス。ご主人様に、「帯を丹田の位置に下ろしましょう。」とお声かけされ、早速ご主人様は國さんにならって帯の位置を下げていらっしゃいました。
せっかくの機会、より素敵にお召しいただきたいと、國さんはじめおかみさんが(本当に時々、私も)お口添えさせていただくこともございます。


さて、さおり様はと言いますと、衿合わせもきっちり。胸元の補正もふっくら。帯締めもぎゅっと。「練習を頑張られたんだな」というのが見える着姿でした。衿を少し抜くことと、お太鼓の大きさを整えるなど、ほんのわずかお直しをさせていただいたくらいです。

息子さんも、ご自身の着姿をとっても気に入られて、お姉ちゃんもそのお姿を「似合うね、かっこいいね」と褒められ、ご主人様とさおり様は優しく見守られて、なんだか外の寒さを忘れるくらい、心がホッと温まる気持ちでした。

お着物で、ご家族の大切な1ページを彩ること。さおり様ご家族のように、お着物で素敵なお時間を過ごされるファミリーが増えられたら、嬉しいことです。和の國でも、できることをしっかりお手伝いさせていただきたいと思っています。



本日もお付き合いいただき、ありがとうございました。
「急に寒くなりましたね…」というご挨拶がよく聞こえてきます。
どうぞ皆さまご自愛の上、素敵な週末をお過ごしくださいませ。