和の國ブログをご覧の皆さま、こんにちは。着物コーチの、緒方麻由子です。
あっという間に、10月がスタートいたしました。近くの幼稚園からは、運動会の練習の太鼓の音や、「わっしょい!わっしょい!」と、元気な声が聞こえてきます。本番も、今日のように、過ごしやすい良いお天気だと良いな、と思いながらお仕事をしています。

さて、昨日の朝日新聞朝刊にて、着物ラグビーボールのことについて、掲載していただきました。熊本開催の直前に出していただけるのも、とてもありがたいです。そして、とても大きく載せていただいていたので、おかみさんと「大きいですね〜、写真も2枚!」などとお話したところでした。

大会が近づくに連れて、和の國の前の通りを歩かれる外国の方も増えたのを実感しています。先日お写真を撮って行かれた外国人男性の方は、「こんな美しいラグビーボールは見たことない!」と言われていました。お一人でも多くの方に、ラグビーボールを連れて帰っていただきたいと思います。

下記、新聞掲載内容です。どうぞお付き合いくださいませ。


 熊本市中央区 着物専門店 わのくに

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着物の帯で彩るボール ラグビー・ハンドボール盛り上げ
熊本の老舗呉服店が限定商品

着物の帯を使ったラグビーボールとハンドボールを、熊本市中央区の老舗呉服店「きものサロン和の國」が作った。県内で2試合があるラグビーワールドカップ(W杯)と11月に県内で開催する女子ハンドボール世界選手権に合わせて開発した、限定商品だ。

ラグビーボールは4面を1種、または4種の帯で彩った。一つの面が大きいので、美しく見せるためには一つの帯で2個しか作れなかったという。使った帯は、天然の絹を用いた大量生産ではない高級品で、その柄を生かした一品に仕上がっている。
ハンドボールは最大五つの柄の帯を組み合わせて32面を華やかに構成した。

どちらも実物大で手作り。柄の組み合わせは品によって異なり、同じ物は一つとしてない。ラグビーボールは3万9800円から、ハンドボールは4万5千円から販売している。ハーフサイズのラグビーボールもあり、こちらは8800円から(いずれも税抜き)。

店は1916(大正5)年創業。代表の茨木國夫さん(58)が「熊本の着物屋として、スポーツの祭典を盛り上げられないだろうか」と考え、半年以上、試作を重ねて開発した。ラグビーWと女子ハンドボール世界選手権は、外国人観光客や観戦客に着物の良さを知ってもらう機会にもなる。「本当に良いものを」と高級な帯を使い、「日本一美しいお土産」を作ろうと意識して完成させた。

帯だけに、茨木さんは「日本文化と来日する外国人を結んでほしい」と期待を込めている。
(渡辺七海)

キャプション
右:ハンドボールを持つ茨木國夫さん
左:帯製のハンドボールとラグビーボール。実物大で作ってある。
=いずれも熊本市中央区のきものサロン和の國

(2019年10月3日付 朝日新聞朝刊掲載)

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記者の渡辺七海さん、大きく取り上げていただき、ありがとうございました。

過ごしやすい気持ちの良い気候です。お着物も着やすい季節になってきました。
皆様、熊本市内へお出かけの際は、ぜひ和の國にも遊びにいらしてください。
本日もお付き合いいただき、ありがとうございました。