和の國ブログをご覧の皆さま、こんばんは。着付けアドバイザー・緒方麻由子です。
昨日・一昨日と、お休みをいただいており、昨日は、熊本城稲荷神社・福娘OGとして、『初午大祭/福迎え御神幸行列』のお手伝いをしてまいりました。上通〜下通・新市街を歩いて、道行く方々に「本番は『2/2(土)初午の日』」ということをお知らせするためです。
『2/2(土)初午の日』は、一年の内もっとも運気の高まる日、とされています!
電車通りを熊本城の方に進んで行くと、赤い登りがたくさん見えてまいります。そこが、『熊本城稲荷神社』です。2/2(土)はぜひ、足をお運びくださいませ。
さて、すでに≪スパイス最新号≫をご覧いただいた皆さまもいらっしゃることと存じますが。。
本日は、國さんが取材を受けた【すぱ男(だん) 第6回 日本男児の鑑(かがみ)に聞く!「一生着物生活」のホンネ/22面】をご紹介いたします。
今日國さんがメンテナンスに行かれた歯医者さんでも、「ふんどしだそうですね~」とのお話になったそうです。各方面からのリアクションが、國さんの元に届いてきているみたいです。
ぜひ、皆様からも、國さんにご感想をお伝えくださいませ^^
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グローバル時代を見据え 日本の伝統着”着物”を知る
-最近、熊本でも着物姿の外国人観光客を目にします。外国人も魅了する着物の魅力とは。
茨木さん(以下、國) まず着物だと目立つし、凜とした立ち姿がカッコイイですよね。周りの方も特別扱いしてくれます。
-確かに遠くからでも分かるぐらい目立ちますね。
國 友達との待ち合わせでは、だいたい私が目印になりますね(笑)。
-“歩くランドマーク”ですね。ほかに、好きなところや便利な部分は?
國 着物は1枚の布で体を包み、帯を丹田(たんでん)に巻いて着るので安心感があります。洋服を着ていた頃より姿勢も良くなりました。日本の気候にも合っていると感じます。
-でも、着物ってお高いイメージがあります。庶民の僕たちでも手が届きますか。
國 最初は高く感じるけど、長い目で見たらそうでもありません。セットで8~10万円でそろうおしゃれ着は、1着で室内用や訪問用、パーティーなど幅広く使え、流行に左右されず何年も着られます。長期的に考えれば、ランニングコストに優れていると思います。
-それを聞くと少し欲しくなってきました! でもまだ悩む金額…。
國 何より、着物を着ていると割り増しでモテるんですよ!
-とりあえず今すぐください!
-そもそも、なぜ26年も着物生活を続けていらっしゃるんですか。
國 呉服屋の3代目として家業を継いだ私は当時、業界の先行きや、呉服屋としての自分の信念に不安を覚えていました。そんな自分を変える覚悟のために、一生着物で生活することを決め、パリで『きもの宣言』をしました。
-(なぜフランス!?)呉服屋さんならできそうですね。フツーの私でも、着物生活できますかね?
國 当初は、銀行や病院で目立ってしまうし、結婚式では新郎に、葬式では住職に間違えられて、外出が嫌になったこともあります。
-(無視された…)
國 でも、人の目を意識することが、自分を律することにもつながったと思っています。
-(完全無視…)ところで、今の季節はやっぱりスースーしませんか?
國 真冬は、着物の下に最新の温感シャツを着て、アーム・レッグウオーマーや貼るカイロ、足袋の2枚履きなどの防寒対策で問題なしですよ。
-(温感シャツってことは、着物ってやっぱり…)では、逆に真夏は?
國 夏は透けた羽織や、サラサラの久留米絣(がすり)で快適です。さらに裏ワザがあって、運転中はハンドルを持ちつつ、大きく開いた袖口から、エアコンの風を直接体に送って、同乗者に気づかれず涼んでいます(笑)。
-最後に、茨木さんの着物生活で譲れないポイントを教えてください。
國 下着は「越中ふんどし」を用いるべし、です。
-さすが日本男児の鑑! 皆さんも、着物を身にまとって、さっそうと街へ繰り出してみてはいかがでしょうか。
結論。着物は日本人の美しき心を育む着衣なり!!
▶こだわりの人
茨木國夫さん
着物生活26年。野球少年として子供時代を過ごす。大学生時代にはオシャレに目覚めて、デパートの洋服売り場でアルバイトも。32歳から着物を常用するようになり、日本の伝統の素晴らしさを再認識。現在、中央区城東町に店を構える「きものサロン和の國」代表。“座右の着物”は結城紬。
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本日も、お付き合いいただき、ありがとうございました。
明日は火曜日/定休日でございます。
また明後日から、和の國で皆さまをお待ちしております。
どうぞ今夜も暖かくして、ゆったりと豊かなお時間をお過ごしください。