和の國ブログをご覧の皆さま、こんばんは。茨木ゆりでございます。
改めまして、明けましておめでとうございます。
本年も何とぞよろしくお願い申し上げます。
早…1月も11日になりましたが、新年早々からご来店のお客様・いただきました多くの年賀状・ご挨拶の為のお電話などなど、多くの皆さまにご縁をいただき今があるのだな…と、改めて感じ入る2019年の幕開けでございます。
今年一年もおかげさまの精神で、お一人でも多くの方にお役に立つ和の國になりますようスタッフ一同で努力してまいります。何とぞよろしくお願いいたします。
新年早々より、稀な…ラジオ生放送が、昨日1/10(木)に入りました。
國さんが用があったので、私が対応することになった次第です。
今回は、RKKに赴くことなく、和の國にいて電話での出演です。
移動しなくていい分ラクのようですが、お顔が見えない対話方式です。
前もっての質問内容が4つはご用意されていたのですが、(私の中で一番苦手な)時間が限られている中で簡潔に返答出来るのか…が、一番心配でした。。。
下のお写真は、電話を取りながら取材を受けているイメージを演出してみました。
さて今日は、國さんが「麻由子さん文字おこしをして」ということで私のブログネタになりました。何でもサクサクと仕事をこなしてくれる麻由子さん。。。耳にイヤホンをあてて、軽やかなキーボードの音がとてもリズミカルでした。
出演は10分ほどですが、ブログにしては長文になりました。
お時間がとれたらお付き合いいただければ幸いに存じます。
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かめきち(以下か):さて、今日の≪あの日あの時思い出館≫は、着物の思い出をたくさん紹介させていただいております。この後、まだまだ紹介してまいりたいと思いますが。
この時間は、熊本市中央区城東町にあります「きものサロン和の國」というですね、着物屋さんにお電話をつないでおりますよ。お相手は女将さんの茨木ゆりさんです。
茨木ゆり(以下和):こんにちは。よろしくお願いいたします。
か:和服屋さんらしい、お上品な語り口でございますけれども。
須藤あき(以下須):このひと言二言でも、何か伝わってくるものがあります。
か:ではゆりさん、まずは、須藤さんの方からお店の紹介をさせていただきます。お願いします。
須:はい、「きものサロン和の國」ですが、熊本市中央区城東町、熊本ホテルキャッスルのお隣にある、電気ビルの1階にあるお店なんですね。本店は菊池市隈府で創業100年以上の歴史がある「きものや いばらき」であります。
和の國の店主である茨木國夫さんは、25年間9300日連続、そして女将さんは18年6000日着物生活もずっと続けていらっしゃるということです。
か:私以前、RKKラジオの番組で、ご主人の國さんとはご一緒させていただきまして、お世話になっております。
和:お世話になりました。ありがとうございました。
か:とんでもないです。ご主人は洋服を一切持たない、着物オンリーの、日常から着物を着ていらっしゃるという、すごい方なんですけれども、女将さんもやっぱり着物生活ですね?
和:いえいえ、私は、本当にお店に入る時に、努力して着ております。
一同:(笑)
か:じゃあ、あのGUもユニクロも着こなす感じですか。
和:(笑)そうですね、あの・・・持ってないことはないです。(笑)
一同:(笑)
か:ご主人がすごいのは「持ってない」っていうのがすごいですけどね。
和:そうですね。主人は完全に着物生活です。
か:着物一筋なんですね。
か:さて、今日はゆりさん、どんなお着物をお召しなんでしょうか?
和:今日は、私はクリーム地の小紋を着ておりまして、所々に5センチ四方ぐらいの菱の中に、紫がポイントになった、小さな柄が描かれています。
か:そうですか、クリーム色のちょっと明るい色のものなんですね。
和:そうですね。帯は黒地なんですけれど、紅白の梅が刺繍で施されている帯をしております。
か:結局、着るものに対して帯もコーディネートになりますけど、やっぱり気分で『この前はこの帯だったから、この着物にまた帯は変えちゃおう』みたいな着こなしなんですか?
和:そうです。それはもう、一応前の日に用意していたとしても、翌朝のお天気ですとか、気分とかで、『あ、ちょっと帯変えよう』とか『着物変えよう』とかもありますね。
か・須:あ~。
か:もう用意されてても、朝の空気感ですとか。
和:そうです。案外、お天気には左右される気がします。
須:今日はどうして、そのお着物・帯に?
和:今日は、実は今、着付けのお稽古中なんですけれども、「初お稽古」なんですね。
か・須:今年の。
和:お正月っぽく、その気分を込めました。
須:へ~。
か:じゃあ、まさしく今日は着付けのお稽古中と。
和:そうなんです。(笑)スタッフが頑張ってくれております。
須:お忙しいところすみません、ありがとうございます。
か:そうですか!和の國とは和服屋さんで、和服を扱ってらっしゃいますけど、そういった教室もされるということですよね?
和:そうです。ぜひ、着せてもらうだけじゃなくて、自分で着て楽しんでいただけたら、本当にもっと楽しいんじゃないかな、というところから、どんどん着物も自分で着れるようになりましょう、ということで、着付け教室も力を入れております。
か:ちなみに、今日は何人ぐらいの方が?
和:今日はお二人のお稽古です。
か:そうですか。お二人の方っていうのは、着物歴はそのくらいの方なんですか?
和:お一人の方は3年目でしょうか。もうお一人の方は、2年目でしょうか、久しぶりで今年は着物をより多く着ようと、改めてお稽古ということでお越しいただいています。
か:そうですか。ともに女性の方で。
和:もちろんでございます。お教室は基本女性限定でございます。
か:着付け教室は、女性限定になるんですね?
和:そうですね。男性の方は、別日にマンツーマンでとか、特別に時間を設けたいと思っています。
か:ご主人の國さんが教えてくれる、みたいな感じですか。
和:それももちろんさせていただきます。
か:とかスタッフの方とかがね、男性にも教えていただけるということですけれども。
和:ご指名でOKです。
一同:(笑)
か:なるほどですね。あの、和の國さんには、女性のお着物もそうですけれども、男性のお着物も扱ってらっしゃいますよね。
和:はい。主人が例のごとくいつも着ておりますので、結構男性の相談者の方も多くお越しいただいて。最近は男性の方もお召しになられる方増えているんじゃないかな、と感じております。
か:そうですか。あの、平成もいよいよ今年4月いっぱいで一区切りを迎えますけども、この平成という時代を振り返ってみて、着物のブームとか、色々流れがあったと思うんですけれど、何か感じられることはありますか?
和:3~4年前くらいから、浴衣の時期は毎年多かったんですけれど、ミドルの方というんでしょうか、40代、50代とか、またはご夫妻とかのお着物の方、また高年齢化というんですか、50代60代でお召しになられる方が増えたんじゃないでしょうか。そう感じます。
か:そうですか。じゃあ、着物人口というのは徐々に増えてきている印象が?
和:ちょっと見直されているんじゃないかな~、と思います。
か:そうなんですか~。
和:お洋服に飽きて、といいますか、もうお洒落もしつくした方々が、着物に入門、という感じでしょうか。
か:そうなんですね~。ただやっぱり、須藤さん、ちょっとお高いイメージが着物にはないですか?
須:まぁね、お洋服とは違って、ね。
和:でも、うちのお店は、初心者セットみたいな感じで、「着物・帯・帯揚げ・帯〆」で10万位でそろうお着物もございますので。
か:ある程度一揃えしても、それくらいから始められますか。
和:始められます。
か:男性向けというのは、もうちょっとお求めやすかったりするんですか?
和:そうですね、「帯揚げ・帯〆」が入りませんので、6~7万とかでそろいます。
か:そうなんですね!すごく敷居が高いようなイメージを私たちも持ってましたけれども、そんなことはないんですね。
和:はい、本当に丹田に帯を締めるだけですから、『らく~!』っていうことを、皆さんおっしゃいます。
か:は~、着てみて初めて分かることですよね。
和:そうだと思います。
か:非常にリーズナブルにそろえることができるというのもわかったんですけれども、着付けのお教室とかも「1日コース」という、すごくスピード感溢れるコースもあるんですね。
和:そうなんです。お忙しい方のために開設したんですけれども、1日5時間を予定していただくと、本当に着ていただけるようになられております。実績を着々と積み重ねていただいております。
か:実際にどんな方が「1日コース」利用されていますか?
和:やはりお忙しい方ですから、女性経営者の方ですとか、女医さんですとか、もちろん主婦の方もいらっしゃいますけれども。
海外で着たいとか、お茶会に呼ばれているとか、これからでしたら、卒業式・入学式に向けてとか、という方がいらっしゃるんじゃないかなと。
か:そうですよね~、お子さんの卒業式とか卒園式にお着物で、という方もこれから増えますよね。
和:短い期間ですけど出来ますので。
か:なるほど~。なんかちょっと、直接お話すると、着物というものの敷居がすごく下がってきたような、気がいたします。
それでは、締めに、ラジオをお聴きの皆様に、“着物の魅力”というものを、一言お願いしてよかですか?
和:三つほどありまして。まず、「着物に包まれる安心感」ですね。
須:安心感。
和:それと、「着ているだけで、女子力アップ」いたします。
か:うわぁ~~。
和:それと、「非日常を味わえる楽しさ」もあります。
か:そうですよね。特に熊本は城下町で、昔ながらの街並みも残っていますからね。新年に、この節目に、触れてみるのも、いいかもしれないですよね。
すみません、今日は着付け教室の中、お付き合いいただきまして、ありがとうございました。
須:ありがとうございました。
か:この時間は「きものサロン和の國」の女将、茨木ゆりさんでした。お世話になりました。
和:ありがとうございました。
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おかげさまで何とか終了しましたが、「話し方」についてより意識する良い機会となりました。
RKKラジオの宮川さまはじめ、かめきちさま・須藤さま、御関係者の皆々様、本当にありがとうございました。
菊池本店の大女将さんから「会長と恵美子さんと3人で聞きました。とっても良かったです!」と電話がありました。京番茶がとっても美味しく感じました。
皆さまにとりまして、明日も良いこといっぱいの1日になりますように。。。
お年玉の市も残すところあと二日。日曜日までの開催です。
お時間作ってお立ち寄りいただければ有難いです。