和の國ブログをご覧の皆さま、こんにちは。茨木ゆりです。
先日お客様から、「今日もギラギラですね☆」のメッセージに、思わず納得!良い表現だなと、笑みが出ました。。。
まさしく、今日もギラギラの熊本です。


今日は、お客様との会話の中で、思いの外、ご存知ではないかも…と感じた『着物を脱いだ後のお話』をさせていただきます。

お着物を脱いだらすぐに片付けるのではなく、きもの・帯・長襦袢はもちろん、帯揚やベルト類などもハンガー等に掛けて、熱気や湿気を取ります。
「そのまま2〜3日」、時には「1ヶ月ハンガーにかけたままです。」と聞いたこともあるのですが、目的はあくまで【湿気を取るため】ですので、その日のうちに一旦畳むことをオススメします。

湿気をおびたまま保管してしまうと、カビの原因になりますが、反対に、ハンガーに掛けたままですと、型くずれの原因になります。

着物 脱いだ後のお手入れ きものハンガー 熊本市中央区 着物専門店 わのくに


そして改めて翌日など早いうちに、着物にしみやシワなどがないかをしっかり確認します。特に汚れやすいのが、衿です。食べこぼしや、両袖も気づかないうちに汚れていることがあります。また、肌に触れる袖口や裾も確認します。静電気からの汚れが付着していることや、雨の日の着用だと後ろ身頃の裾に泥はねがついていることもあります。

また汗をかいた場合、お襦袢やお着物に汗がしみているかどうかと心配ですが、その判断は、生地のシワを見ます。汗で濡れた場合には生地が乾いた状態でもシワがしっかり残っているので、分かりやすいと思います。

しみ・シワが見つかりお手入れを必要とする場合、もしくは、しみ・シワがあるかどうかの判断さえも不安な場合は、ぜひ和の國などの専門店に早めにご相談くださいませ。一度タンスに直してしまうと、なかなか次に開ける機会がなく、いざご着用の機会に出して慌てた!・・・という事態になりかねません。

着物を着た後のお手入れがとても大事です。お早い時期のお手入れは、しみも取れやすく、料金もお安く済みます。ご着用後、タンスにしまう前にしっかりチェックをして、大事に保管してください。結果、本当に長くご愛用いただけます。

ちなみに、お写真のハンガーは3段階で横に伸び、最長126cmになります。中央には帯掛けが付いています。¥1.500-(税別)です。


まだまだ暑い日が続きそうです。くれぐれも体調管理にお気をつけてお過ごしくださいませ。
本日もご覧いただきましてありがとうございました。
どうぞ皆さま、良いこといっぱいの日々でありますように。。。