皆さま、こんにちは。和の國の茨木ゆりです。
桜に誘われ、お出かけの方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
私は、「分かりやすくお伝えすること」が苦手ですが、
分かりやすくお伝えすることの大切さを感じています。
今回、「着付け1ヶ月マスターコース」や「着付けスタンダードコース」をもっと分かりやすく、多くの方にお知らせできたらと思い、私自身の着付け歴30年間を振り返ってみました。
良かったらお付き合いください。
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足袋を履き、着物を着て、帯を締めます。
一日が終われば、脱いでたたみます。
約30年、日々その繰り返し。着付け回数は1万回以上に及びます。
子育て・家事・仕事に追われていたので、早く着ることが先決でした。
白衿が隠れたり、下前を足袋で踏んでずり落ちてくることもありました。
それが良い経験となり、着崩れが直せる方法も見つかりました。
また一日中着物を着ているので、ラクに着ることも大事です。
日によって、衿合わせがしっくりこないこともあります。
同じ着姿には仕上がりませんが、帯まできっちり決まった瞬間は嬉しいものです。
おかげさまで、長襦袢から着始めて、今は7分程で着られるようになりました。
昔は帯結びが苦手で、30分以上かかっていたのが嘘のようです。
しかし、和の國着付けは、私の経験によって生まれたものではありません。
正直なところ、主人と出会うまでは着物に興味がありませんでした。
20歳過ぎから主人の母に「装道」の着付けを学び、和裁の勉強も始めました。
一男一女に恵まれる中、子育てをしながら着物を着ていました。
約20年前「楽な帯結び」という情報をキャッチし、主人と一緒に「前結び」を学びました。
3泊4日の短期講習で「一級講師」となり、「前結び着付け教室」を始めました。
当初は主人が講師を勤めていましたが、下着・補正となると私の出番となります。
元来、人前に立つのが苦手な私、本当に不慣れなまま講師の立場となりました。
人様に伝えることの緊張やプレッシャーからでしょうか…、
教室の前日や翌日は、体調が悪くなることが数年続きました。
13年前「和の國」が誕生すると女将の立場となり、キレイな着物姿を意識しました。
【NPO法人きもの普及協会】のメンバーと、「かんたん着付け」を追求しました。
分かりやすく伝えることを一番に考え、『着付けDVD』を作成しました。
今日まで500名の方々に、着付けをお伝えさせていただきました。
お客様への着付けや腰ひもだけの着付けも、とても勉強になりました。
ある時は、お客様より着付けのコツを教えていただいたこともあります。
これまでご縁を頂いた「装道きもの学院」「前結び/きの和装学苑」「NPO法人きもの普及協会」「受講生」「お客様」の学びを凝縮したのが「和の國着付け」です。
それを、1ヶ月・4回の充実レッスンにしたのが、「1ヶ月マスターコース」です。
着付け暦30年の集大成とも言えるコースが出来上がったことは、本当に夢のようです。
着物の神様が導いてくださったとしか考えられません。
正直なところ、何か一つかけても、今の形にはならなかったと思います。
この… 楽で、キレイな着付け方法を、スタッフの緒方麻由子さんと共に、
皆さまにお伝えできるようになり、とても有難く、心から嬉しく思います。
・「着付けは大変、着崩れする」という思いをなくしたい…
・わずか一ヶ月間で、ラクでキレイな着付けをマスターしていただきたい…
・自分で着物を着て、幸せな時間を過ごしていただきたい…
そのような思いを胸に、心を込めて着付けのお手伝いをさせていただきます。
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いつもありがとうございます。
お花見の道中に、和の國にお立ち寄りいただけたら嬉しいです。
どうぞ皆さま、素敵な休日をお過ごしくださいませ。
追伸:
着付け1ヶ月マスターコースのページが新しくなりました。
下記をクリックしてください。
ご覧いただき、お友達の方にこの着付け方法をお伝えいただければ幸いです。