葉月八月一日、京都より届いたばかりの夏の袴を履いた。長野県米沢で織られており、風通織の組織の「紋紗」の夏袴だ。縦糸に茶、横糸に金茶を用い、○○色といったら良いだろうか、角度で玉虫のように色も変化する。反物の折に外巻きになっていた裏側を表とし仕立をお願いしたが、選択は間違ってなかった。 久々袴を履くと、より姿勢もしゃんとなる。鏡に映る夏袴の透け感も最高だ。綿麻の小格子の着物2日目だが、袴で格を上げ、一日がスタートしていった。