久々の定休日、待っていたのは水遊び?数年前まで菊池本店で、「湯通し」や「洗張り」をやっていた。といっても専門は父親で、その技術を受け継いている形だ。そんな訳で、寝起きの浴衣から甚平に着替え朝から3つのタライに水を張り、浴衣を含む夏の着物8枚、麻襦袢を洗った。しばらく浸けておき衿・袖口など汚れが目立ちそうなところは、洗濯板に着物を伸ばしてゴシゴシとタワシでこする。水をくぐり着物も私も童心に帰った気分だ。 脱水はシワがよりにくいように、脱水気がブーンと周り出して直ぐ止める。その間約20秒。着物ハンガーにパンパンと、シワを伸ばしながら順番に干していく。室内干しなので約2時間後、渇き際に畳んで、ゴザの上に順にたたんでおく。夕刻、アイロンがけも終わり、数年前に作った白地の観世流の浴衣に着替え、冷ややっこ、夏野菜(キュウリ、オクラ、ミョウガ等)を食しつつ、謡本片手に冷酒「菊池川・純米吟醸」と戯れた。