今日は第4週目の月曜日、本来なら着付けもお茶の稽古も休み。しかし午前中は税理士の岩下卓司先生にお越し頂き、催事中ゆえにお昼には店に入った。お茶のお稽古が押し出された形となった。今年最後の風炉だったので残念だ。お昼からご来店のお客様もご用の電話が入り、秋雨が袖を濡らした。しかし、居待月の夜のご縁も有り難い。雨が降り少し気温が下がりつつあるみたい。襦袢代わりの浴衣の下に、よく夏着ていたグレーのⅤネックのTシャツの上に、着物は今日も玉虫紬、帯は紺の濃淡の市松文様。その上に今日は黒の袖なし羽織を着た一日だ。 さて、過日二十四節季の一つ「霜降」の折に、ご縁を頂いている皆様に「元気國さんメール」というのを配信した。このメール配信も4年目を迎え、月に2度のペースのリズムが出来上がっている。そのメールは男性版と女性版で若干内容が違うが、下記は女性版。  本日は、24節季の一つ「霜降(そうこう)」ですがお変わりございませんでしょうか?やっとしのぎやすい季節になったと思えば、霜が降りる季節が近づいているのですね。そうこうしているうちに(笑)、晩秋を迎えるのでしょう…。!(^^)!ご当地熊本では稲刈りも終わりつつありますが、、新米などお食べになられた方もいらっしゃるのではないでしょうか?私はまだですが、新米ってほんと美味しいですよね。今の季節にぴったりの「一粒万倍」という四字熟語があります。その意味は、「一粒の籾(もみ)が万倍にも実る稲穂になるという意味であることから、本当に小さな善行が、やがて必ず実を結ぶことのたとえ」に使われます。江戸後期生まれの小説家「尾崎紅葉」は、「二人女房」の中で「豊作には一粒万倍、手習には一字千金」と書き記しています。同じ「一」を使いそして「千と万」。流石です。一粒のお米、つまり小さな事の積み重ねで、やがてそれが実り、一字に千金の価値があることになるかもしれません。ほんと、目の前の小さなことを大事にするって、当たり前のことのようですが、実はとっても大切なことですよねっ。ハイいつもお付き合いくださり、誠にありがとうございます。ぜひ月に一度は着物を着て、日本文化を継承しましょう!(^^)!日本が、どんどん好きになってきますよ~っ。  ・いつも季節ごとのお便りをありがとうございます。
・何事にも、小さな積み重ねがいつかは実を結ぶたとえは、深く自省させられました。・茨木さんに見習い、月に一度は着物をと考えております。 上記のようなコメントもたくさんいただく。このメールでいろんな方々と季節のご挨拶もできる。そのような中、昨年「きもの宣言」を執筆させて頂いた折に、日本経済新聞にも取り上げられた。その記事をお読みくださった福岡中小企業診断士の河合慶司氏より下記のメールを頂いた。氏をグーグルで検索してみたら、聡明才弁な面。着物姿の顔写真。福岡では「着物の診断士」の異名がついているかもしれない。  いつも、折々の季節のことや様々な興味深い事柄を交えたメールのお便り、楽しく拝見しております。
私はこのところ月に2~3度くらい着物で出かけております。仕事以外の外出は、飲み会などにもなるべく着物を着るようにしています。
今月から、茶の湯を習い始めましたので、これからはもう少し着物で出かける機会が増えると思います。
着物は元々好きだったのですが、茨木さん著の「きもの宣言」がきっかけを作ってくれました。これからも「元気國さんメール」楽しみにしておりますので末長くよろしくお願いします。   「きもの宣言」の本がきっかけとは、本当にありがたい。有り難い4割、もったいない4割、気恥ずかしい2割といったところか。いずれにせよ、「着物の和」が広がっていること自体、とても有り難い。また、「きもの宣言」出版~NPO法人きもの普及協会へと、水の流れのように導かれていった。そして今、「着物の効用」を、やっと一言で言い表すことができるようになった。「着物を着れば、日本が大好きになる!」…と。