和の國ブログをご覧の皆さま、こんにちは。
「熊本ゆかりの染織作家展」実行委員の安達絵里子です。

昨日に引き続き、お邪魔いたしておりますが、「吉田美保子展」を直前に控え、重大ニュースがございます!
昨日、清正公がちらっと予告しておられましたとおり、今回の「吉田美保子展」にステキな助太刀が加わりました!!!

お名前は、松原智仁さん。

銀線細工の専門家で、『美しいキモノ』などの雑誌や書籍でよく作品をお見掛けする人気作家さんなので、ご存じの方もいらっしゃることでしょう。

銀線細工とは、極細の銀線を撚り合わせて繊細な模様を形作る工芸。
日本には、猩々緋などと一緒に南蛮貿易でもたらされた歴史があるとか。
今回の「清正の陣羽織展」と不思議な共通項があります。
松原さんは、伝統の技法で現代の美意識にかなう帯留やジュエリーを制作されていて、このたび帯留を出品してくださることになったのです。

しかも、熊本を応援したいと考えた松原さんは、熊本をテーマにした新作を4点も制作してくださいました!
その一部をご覧に入れましょう。
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寄り添うような銀杏の葉。
なんて可憐なのでしょう。
加藤清正公が築城した熊本城の別名は「銀杏城」。
清正公に思いを寄せて「熊本コーディネイト」するのも良し、
深まる秋の装いに季節を語らせるアイテムとして使用するもよし、
きもののおしゃれが格段に楽しくなりそうです。

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こちらは何と2WAY、すなわちリバーシブルになっている帯留です。
蛇の目紋と桔梗紋、どちらも清正公が使用した紋で、装うときのテーマや季節、お好みで選んで使うことができます。

そのほか、九州新幹線でもおなじみのツバメや、熊本の県花・リンドウの帯留も制作してくださいました。
松原さんは熊本をテーマにした帯留を制作するのに際し、熊本出身の吉田美保子さんや和の國の國さんと対話し、そこからモチーフを紡ぎ出したそうです。

熊本において松原さんの帯留は初お目見えだとか。
上記の熊本応援作品に加え、定番の帯留もお持ちくださるそうです。
これは美保子さんの作品ともども見逃せません。
新しもの好きの我らが「わさもん魂」がうずくではありませんか!
ぜひぜひ身に着けて、熊本の街を闊歩してくださいませ。

今回の松原さんとのご縁は、和の國での吉田美保子展のきっかけとなったHさまのお声がかりで始まりました。
元々熊本支援のプライベートな旅として吉田美保子展に足を運ぼうとされていた松原さんでしたが、「せっかくステキな作品があるのだから熊本の皆さまにご覧に入れたら」、とHさまがご助言くださったのです。
人と人のご縁は、こうして広がってゆくのですね。
ありがたいことです。

さらにありがたいことに、松原さんは20日のお昼頃からと、21日の午後1時過ぎ頃から、ご来場くださいます。
お話できるチャンスです。
この貴重な機会をお見逃しなく!
20日は予約制とさせていただいておりますので、ぜひ和の國までお問い合わせくださいませ。

松原さんの熊本モチーフの帯留を拝見していますと、またまた清正公の声が聞こえてきそうです。

「松原殿のご加勢。なんと頼もしい御仁であることよ。
 ワシも慶長伏見地震のときは、主君秀吉公の許へ馳せ参じたものよ。

 美保子殿の蛇の目紋帯に、松原殿の蛇の目紋帯留のコーディネイトはどうじゃ。
 リンクしていておしゃれであろう。
 いや、逆に桔梗紋の方を出して『清正モード』を楽しむのもよいかもしれぬ。
 松原殿や美保子殿に相談されるがよい。
 軍師・茨木國夫殿や奥方様でもよかろう。きもののプロでござるからな。

 皆の者、よいか。
 以下の要領をしかと心に刻み、一族郎党・お友達も引き連れ、かならず和の國へ出陣されよ。
 さすればワシのパワーを授けてやるほどに。はっはっは(笑)」

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「清正公の陣羽織 ―― 吉田美保子展」
    併催「松原智仁の銀線細工の帯留展」
とき:2016年11月21日(月)~23日(祝・水)
   *20日(日)は予約制のお披露目会を開催
じかん:11時~19時
ところ:きものサロン 和の國
    熊本市中央区城東町4-7 熊本電気ビル1F
    電話‪096(359)0805‬

◎お披露目会をします (11月20日[日])
 いの一番に吉田さんの新作をご覧になりたい方、特別にご案内いたします。
 予約制です。お気軽に和の國まで、お申込みください。
 
◎トーク会をします(11月21[月]・22[火]・23[水]14時~)
 各回30分程度 お申込み不要 無料